SQL の略史
1970 年に論文発表
それを受けて、大学や研究機関がリレーショナルモデルをサポートするデータベースシステムのベースとして使用できる言語の開発を開始
Ingres というリレーショナルデータベースのプロトタイプ SQL が標準として台頭しつつあったので、最終的には SQL ベースに 1981 年には Ingres の最初の製品バージョンが発表 様々な製品が開発される中、コミュニティは SQL の標準化で揺れ動いていた 標準化について意見の一致はなかなかなく、各ベンダーは引き続き開発を続けていた
やがて、非公式な標準が出現 (様々な SQL 方言の間で類似しているものがカバーされている程度のもの)
それ以来、どちらの規格も単に 「SQL/86」 と呼ばれることが多い SQL/86 は、SQL の冗長性や特定の関係演算子に未対応な点、参照整合性の欠陥などの問題があり、批判を浴びた それらを受けて改訂作業が行われた (参照整合性が重視された) ISO は 1989 年の中頃に ISO 9075:1989 (Database Language SQL with Integrity Enhancement) を公布 ANSI は同じ年の後半に X3.135-1989 (Database Language SQL with Integrity Enhancement) を採択 SQL/86 も SQL/89 も、既存製品の最小公倍数的 (nobuoka.icon 最大公約数じゃないのかな?) な規格で、基本的な機能が欠けていた データベースの変更の方法がないなど
ANSI と ISO は、SQL を完全で堅牢な言語にすべく、抜本的な改定作業を実施 : SQL/92 SQL 規格は急速に複雑化 → SQL3 への取り組みを開始していた ANSI と ISO の標準化委員会は、規格を 12 のパートと 1 つの補遺に分割することで合意 1997 年以降、さらに 2 つのパートが追加
参考文献